9月2日、後楽園ホールで開催された日本ウェルター級タイトルマッチは、王者の坂井祥紀(横浜光)が挑戦者1位の能嶋宏弥(薬師寺)に3-0判定勝ち(三者ともに98-92)をおさめ初防衛に成功した。
初回から元WBOアジアパシフィック・ミドル級王者でWBO世界ミドル級15位の能嶋はリングを大きくサークリング。ジャブで距離をキープし、坂井が攻撃にきたらクリンチという作戦を試みる。
坂井は圧力をかけ続け、挑戦者のクリンチにより攻撃が寸断されるも、的確なジャブと攻勢でポイントをピックアップ。中盤からは坂井のボディー攻撃が有効で、能島を追い詰めるもダウンを奪うまでには至らず判定決着へ。
キャリアの差を十分に見せつけた坂井は28勝15KO13敗3分とし、日本タイトルの初防衛に成功した。
年内にもう一度、日本王座防衛戦を予定している。